居抜きのすすめ

居抜きとは、以前の店舗の内装をほぼそのままに新しく別の店を構えることを言いますが、多くの人がぱっとイメージするのは飲食店のケースだと思います。調理場スペースやカウンター、お客さんが座るスペース、場合によっては作り付けのテーブル等がある場合もありますので、すぐオープンできる可能性が高いですからね。ただ、飲食店を居抜きでオープンする際には、注意したいことがあります。それは、以前の店がなぜ撤退したのかということです。人気が出たので移転したとか店主の年齢等の都合で店じまいしたのであれば良いのです。ですが、場所柄、お客さんが入りにくくて潰れたという可能性もあります。前の店の撤退理由は必ず確認しましょう。

居抜き物件の税務処理について

居抜き物件とは、店舗の機能や内装をそのまま次にテナントを購入する人に売り渡すことを言います。そのため新しくテナントを購入する人から見たら、ランニングコストを下げて店を運用できます。ですが、その税務処理には注意をする必要があります。たとえば消費税の扱いについてです。仮に2000万の物件があった場合にこの物件の値段は消費税込みなのか抜きなのかによって差額が100万円も異なります。また、それ以外にも居抜き物件を譲渡する場合には、税務上は物件と設備全体を一つの取引で処理できません。そのため値段の内訳には注意する必要があります。